こんにちは、クスクスです。
2018年4月18日から、Yahoo!プロモーション広告の広告掲載基準の変更がアナウンスされています。
もうご存知の方も多いと思いますが、残り一ヶ月を切りましたので、中でもPPCアフィリエイターに影響が大きそうな部分について、ざっくりと解説してみたいと思います。
PPCアフィリエイトにはどういった影響が出るのでしょうか。
PPCアフィリエイターはどういった対応をしていくべきなのでしょうか。
(※あくまで現時点での私個人の解釈で伝えるものであり、実際の審査基準とは相違があるかも知れないこと、ご了承ください。)
動画で喋ったものはこちら(18:13)
まずは公式情報をチェック
Yahoo!プロモーション広告の方で整理されたPDFが配布されていますので、まずはそちらをチェックしておきましょう。
厳しくチェックされる点としては、ざっくり言うと
・広告と飛び先のサイトが十分関連してないとダメよ。
・恣意的な情報の伝え方をしちゃダメよ。
・ウソ・大げさ・まぎらわしい、はダメよ。
ということになるかな、と思います。
「掲載基準の変更」と言っても、単に今までもアウトだったけど、改めてダメ押ししておきますよ、という内容のものも多いです。
一方、新たに明文化された掲載基準により
・個人ブログや体験談サイトは信憑性がないからダメよ。
・プロモーション内容が不明瞭なものはダメよ。
・ランキング・比較サイトは絞り込み検索・並べ替え機能などを付けないとダメよ。
とされたものもあります。
こちらはPPCアフィリエイターにもかなりの影響があるのではないでしょうか。
(ただ、個人的には「必ずしもそうなのかな?」と思っているところもあります。
そうしたことに興味がある方は、記事最下部のフォームも、見てやってください。)
では、変更点を一つずつ確認していきます。
「/提携」が必要なくなる
今まではテキスト広告文に「/提携」や「アフィリエイト広告」などの表記が必要でしたが、その必要がなくなります。
これは良いことにも思えますが、逆に言うと企業・法人広告代理店の出稿する広告くらいしか審査に通らなくなる、個人アフィリエイターを締め出す、ということなのかも知れない…と危機感を感じている人もいます。
今までもダメだったことの再確認
これまでも掲載不可だったものを改めて解説している部分もあります。
たとえば
画像+ボタン(+解説ちょっと)みたいなサイトはダメよ
旧いタイプのPPCペラサイトですね。
「公式サイトをみれば一目瞭然で分かる情報しか載っていない」サイトは掲載不可となります。
公式サイトからのコピペ情報だけ載せているようなサイトではダメだということですね。
アービトラージサイトはダメよ
アービトラージサイトってなんやねん、ということなんですが、文脈的には
内容に乏しく(クリック報酬型の)バナー広告をベタベタ貼っているサイトとか、
しっかりした説明無くとにかくクリックさせようとするサイトなどを指しているようです。
紹介する商品の公式サイトっぽく見せちゃダメよ
広告文に「公式」と付けるとか、サイトに広告主企業のロゴを載せるなどして、公式サイトであるように誤認させるようなサイトはNG。
表示URLを広告主企業や商品名にするのもダメかも知れません。
……と、まあこのあたりまでは今までもアウトでしたし、常識的に考えてもやらないでしょ、という範囲になります。
しかし、ここからお伝えする審査基準は結構、影響がある人も多いのではないかと思います。
個人ブログや体験談など、正確性や信憑性に欠けるものはダメ
商品の体験談などをサイトコンテンツにしている人も多いと思うのですが、今回の掲載基準変更で「正確性や信憑性に欠けると(Yahooに)判断されるものは掲載不可」となります。
実際に、いかにも信憑性のない、商品を使ってもいないのに使って良かったかのように紹介しているサイトもあるので、そういったサイトを排除しようという意図なのかな、と思うのですが、
実際に使用した体験談もアウトになってしまうかも知れません。
何をもって「正確性・信憑性に欠ける」と判断されるのかがわからないので、難しいところではあります。
プロモーション内容が不明瞭なものなど、ユーザーにとって有用性が低いものはダメ
ずらしキーワードや記事広告を使っているアフィリエイターの中には、入り口としては潜在客が興味を持つであろう記事コンテンツを用意して読んでもらい、商品やサービスの紹介につなげる、という手法を用いている人も少なくないでしょう。
しかし、ユーザーにとってプロモーション内容が不明瞭なものは掲載不可となる可能性があります。
ただし、訴求方法としてYahoo!が認めるものは掲載できることもある、と、なかなか判断の難しい書き方がされています……。
掲載順が恣意的に固定されている比較・ランキングサイトはダメ
比較・ランキングサイトを出稿しているアフィリエイターにとってはかなり頭の痛い変更です。
ユーザーが自ら選択した条件で「絞り込み」「並び替え」できない比較・ランキングサイトはNG、という規定です。
報酬単価が高い順など、恣意的な順位付けを排除しよう、という意図はわかるのですが、やりたくてもそうした機能をつけるのはハードルが高いため、アフィリエイターの立場からすると悩ましいところです。
(また、なんでも並び替えできるのがユーザーさんにとって利便性が高いかと言うと、疑問を感じる部分もあります)
まとめ
ざっとしたところですが、PPCアフィリエイターに影響が大きそうな部分をピックアップしました。
新しい基準に沿う広告、サイトとは
「恣意的でなく(ユーザーが並び替えでき)、正確で信憑性のある独自のコンテンツを持ち(体験談はダメ)、プロモーション目的がわかりやすく、ユーザーに有用性の高いもの」
ということになるのでしょうが……まあ、わからなくもないですが、それで新奇性や面白みのある(ユーザーにとって有用な)広告にする、というのはなかなか簡単じゃないな~……という印象もあります。
ともかく、アフィリエイター側の都合、アフィリエイター目線ではなく、ユーザーさんの有用性、ユーザー目線の広告にする、という点については以前から異論はありません。
なので、その前提に基づいていれば、ユーザーさんにとって有用なら
「こういう体験談ならいいんじゃないの?」
「こういう比較サイトなら並べ替え機能無くてもいいんじゃないの?」
と考えていることはいくつかあり、実践してみました。
こちらの情報に関しては有料メルマガでお話したので、あまり細かくはお話できないのですが…
とりあえず。
体験談や並べ替え機能のない比較サイトがすべて通らないわけではない。
しかし審査が厳しい(と感じる)ジャンルはあり、落ちたものはなかなか通らない。
といった感触を持っています。