今年も確定申告の提出期限が近づいてきましたね。
私もそろそろ仕上げないと……。
私の場合、元より自由業で毎年確定申告をしていたので、アフィリエイトの収入が増えてもその分追加して、必要経費を計上して……と、それほど迷うことはなかったのですが、副業でアフィリエイトを始めた人とかは戸惑ってしまう、という話をよく聞きます。
また、アフィリエイトの場合、どのあたりまで必要経費に認められるか、という判断が難しくもありますね。
私のやっている範囲で、よくある必要経費の仕訳科目を書いてみます。
アフィリエイトの必要経費の勘定科目
サーバー、ドメイン代はもちろん必要経費(「通信費」または「広告宣伝費」)、サイト用テンプレートやサイト作成ツール、その他検索順位やキーワードを調べるツール代なども、事業のために使うものですから問題なく必要経費でしょう(「広告宣伝費」や「消耗品費」。消耗品費は10万円以下のものに限る)。
厳密には、そのサイト作成ツールでプライベートなサイトも作成している場合、その分の割合は経費から抜かなければならないのでしょうが、まあ大半が事業用途であればそこまで細かく見られることは少ないと思います。
有料のWeb素材費なども、「広告宣伝費」や「消耗品費」でOKでしょう。
外注さんに記事作成やデザインなどを依頼している場合は、その代金は名の通り「外注工賃」です。
塾代や教材代、セミナー参加代も、「研修費」または「新聞図書費」の勘定科目で経費にできるでしょう。そこへの「旅費交通費」も経費にできます。
懇親会の費用は少し微妙なところでもありますが、仕事に役立つ情報を得られる場でもありますし、またアフィリエイト業務をしていなければ出席していない会合でしょうから、「交際費」での計上が可能でしょう。
その他、記事の参考にする書籍、雑誌、DVDといった物も「新聞図書費」でOKです。
また、電話代、ネット回線代なども事業で使う分は「通信費」で計上できますが、問題は「事業以外でも使ってるんじゃないの?」というところです。
このあたり、厳密に分けるのは難しいんですが、自分の使用状況からおおよそ切り分け、
「30%は事業用」「70%はプライベート用」として、
「通信費のうち事業按分(30%)」として通信費の3割を経費で計上、
「通信費のうち家事按分(70%)」として7割は経費に計上しない、といった形にします。
家賃に関しても、たとえば4部屋あるうちの1部屋を仕事部屋にしているなら、家賃の25%を経費にすることもできます。
ただ、持ち家(住宅ローン)の場合は色々ややこしくなる(住宅ローンの適用に問題が生じるなど)ので、経費にしないことをおすすめします。
パソコンを新しく買った場合なども、10万円以内のものならば「消耗品費」でOKです。
10万円以上20万円以内のものになると、「備品」で計上して減価償却(金額を4年で割った額を4年間計上する)など、若干面倒になります。
まあ最近のパソコンで10万円以上のことも少ないでしょうが……。
そのパソコンをプライベートで使う場合、通信費などと同じように事業按分、家事按分に分けます。
どの科目が適当かわからない細々したものは大体「消耗品費」か「雑費」に入れておいて大丈夫ですが、面倒だからとなんでも「雑費」で片付けているとツッコまれやすい……ようです
(私はツッコまれたことはないのですが)。
こんなことを言うと怒られてしまうかもしれませんが、フリーランスの場合収入の30%~40%くらいの金額なら必要経費に上げていて不審に思われにくいので、もちろん正確に申告することが大切ですが、その範囲に収まっていれば、「これの科目は何になるのかなあ~」と頭をウンウン悩ませなくてもまあ、通ると思います。
最後に、当サイトでも紹介している「アフィリエイトフレンズ」
さんで、期間限定で確定申告セミナー動画を公開しています。
無料登録でどなたでも視聴できますので、一度観ておくといいと思いますよ。
・レビュー記事のために購入した商品サンプルの代金は経費になる?
・ジムに通って日々の変化をブログにアップし、そのジムのアフィリエイトをしているんだけど、毎月のジム代は経費になる?
・旅行ブログで旅行先の写真を記事に使っていれば、旅行代金は経費になる?
など、アフィリエイトをやってる人がよく悩む点について回答されているので、とても参考になります。^^
ではでは。